ソクズ

ソクズ(レンプクソウ科)[蒴藋]

名は漢方で蒴藋(さくだく、さくてき、そくどく)といい、それが転訛したものという。異説に古名のクサタズからの転訛とも。ニワトコと同属で草本であることから別名クサニワトコというが、ニワトコほどどこにでもあるものではない。
人家付近のやや湿り気がある日当たりのよいところに生える大型の多年草で、茎は直立して高さ1-1.5mになる。地下茎を伸ばして殖える。
葉は対生し、2-3対(5-7個)の小葉からなる奇数羽状複葉。小葉は長さ5-17cm、幅2-6cmの広披針形~狭卵形で鋸歯があり、基部はくさび形で先は鋭くとがる。
茎の先の大型の散房状集散花序に多数の小さな花をつける。萼は5歯がある。花冠は白色、直径3-4mmで5深裂して平開する。雄しべは5個で花冠裂片と互生。花柱は短く3裂する。花自体に蜜腺はなく、花序のところどころに黄色の杯状の腺体があって蜜を貯める。
果実は直径約4mmの球形の液果で赤熟する。
葉と根を日干ししたものは漢方で蒴藋(さくだく、さくてき、そくどく)といい、リウマチ、打撲や腫れ物に浴用にし、煎じて洗浄用にする。
小笠原と九州南部以西に分布するタイワンソクズは、花序につく腺体が細長く短筒形、小核にまばらな小突起がある。
ニワトコは低木で腺体はない。
花期:7-8月
分布:本・四・九
撮影:2017.7.27 神奈川県逗子市
ソクズ-2
2017.7.27 神奈川県逗子市

ソクズ-3
5裂した花とは別のところに黄色い杯状の腺体がある。 2017.7.27 神奈川県逗子市

ソクズの葉
葉は奇数羽状複葉。 2017.7.27 神奈川県逗子市

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