ソナレムグラ

ソナレムグラ(アカネ科)[磯馴葎]

名は、牧野富太郎が「磯馴の松」と同じく強い潮風を受ける海岸に生えるむぐら(草むら)の意でつけたもの。
海岸の崖地や岩場の割れ目などに生える無毛で常緑の多年草。茎は根元で多数分枝して地をはい高さは5-15cmになる。風当たりの強いところでは高さ5cmほどでコケのように岩に張り付いている。関東では少ない。
葉は密に対生して、多肉質で光沢があり長さ1-2.5cm、幅0.7-1.2cmの楕円形~倒卵形で先は円く、中心のへこみが目立つ。基部に托葉がある。
茎の先や上部の葉腋に直径3-4mmの白色の花を1個~数個つける。ポツポツと咲くので、花期でも目立たない。花冠は筒状で先は4裂し、裂片の先はとがり、喉部に細毛がある。雄しべは4個、雌しべは1個ある。
果実は直径4-5mmの倒卵球形の蒴果で萼に包まれる。
似た環境に生えるサクラソウ科のハマボッスは、茎が赤くて立ち上がる。花も大きく直径1cmほどあり、花冠は5裂する。関東では花期も早いので間違えることはないだろう。
花期:7-11月
分布:本(千葉県以西)・四・九・沖
撮影:2016.7.5 神奈川県三浦市
ソナレムグラの花
花冠は白色で通常は4裂する。葉は肉厚で光沢がありアカネ科には見えないが、花はアカネ科の特徴を備える。
2016.7.5 神奈川県三浦市
果期のソナレムグラ
ソナレムグラの果実。萼に包まれている。
2016.10.20 神奈川県三浦市


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