チガヤ

チガヤ(イネ科)[茅・茅萱]

名は、一説には群生することから「千のカヤ」の意味でついたものという。カヤとは屋根を葺くのに使う草のこと。また、小茅(ちいがや)の意とも。その他諸説ある。
日当たりのよい山野に群生して生え、茎は直立し、高さ30-80cmになる多年草。根茎は白色で節があって地中を長く横にはう。
根茎の節から長さ20-50cm、幅0.7-1.2cmの線形で先のとがった葉を出す。葉の縁はざらつく。
葉に先立って出る花穂は長さ10-20cm、幅1cmほどの円柱状。小穂は長さ3-4mmで総の中軸の関節に2個ずつつき、基部には長さ約1.2cmの絹毛が密生し、輝きながら風にそよぐ姿は美しい。雄しべは2個で葯は黄色。柱頭は大きく、暗紫色でよく目立つ。
若い花穂はツバナ(茅花)とよばれ、かすかな甘みがある。江戸時代にはこれを専門に売り歩く「ツバナ売り」がいたという。昔は火口(ほくち)をつくるのにも用いた。根茎も甘みがあり、茅根(ぼうこん)とよんで利尿、止血、発汗薬とする。
神社によっては、毎年6月の晦日に参道に茅の輪をつくり、参詣人にくぐらせて祓い清める行事を行う。
花期:4-6月
分布:日本全土
撮影:2015.5.18 横浜市中区
チガヤ-2
2010.6.12 岩手県一関市


2017.5.12 神奈川県三浦市

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