トキワハゼ

トキワハゼ(ハエドクソウ科)[常葉黄櫨]

名は、ほぼ通年葉があって果実がはぜることからついたもの。
道端や畑、庭などいたるところに生える1~2年草で、積雪のないところではほぼ通年見られる。茎は地をやや地をはうかまたは直立して高さ5-15cmになる。根元から匐枝を出さない。
葉は根際に集まってつくものは大きくて対生し、上部では小さくなって互生する。葉身は長さ1-3cm、幅0.5-1.5cmの倒卵形で縁に不揃いの粗い鋸歯があり、先は鈍い。
根元から花茎を出し総状花序をつくり、数個の唇形花をつける。萼は鐘形で5中裂し、萼片は長楕円状披針形。花冠は長さ1cmほど、上唇は紫色で下唇の半長ほどの卵形、先は僅かに2裂し、下唇は白色~やや淡紫色を帯びて3裂し、中央は隆起して黄色で赤褐色の斑紋がある。雄しべと雌しべは上唇に沿うようにつく。雄しべは4個で下側の2個が長い。雌しべの花柱の先は上下に扁平な2片に分かれ内面に柱頭があり、触れると急に閉じ、しばらくするとまた開く。これを柱頭運動といい、確実に花粉を受取るための工夫で、サギゴケ(ムラサキサギゴケ)でも同様の仕組みがある。
果実は扁球形の蒴果で萼に包まれる。
白い花をつける品種をシロバナトキワハゼ、花が桃色が強いものをモモイロサギゴケという。
サギゴケは似ているが、花は長さ1.5-2cmと大きく、色も濃く、また匐枝を出して広がる多年草であることで区別できる。
花期:2-11月
分布:日本全土
撮影:2004.5.8 埼玉県東松山市
トキワハゼ-2
2015.4.22 横浜市中区

トキワハゼ-3
下唇は白色~やや淡紫色を帯びる。 2015.4.22 横浜市中区

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