トネアザミ

トネアザミ(キク科)[利根薊]

名は、利根川流域(関東)に多く生えていたことからついたもの。 別名タイアザミという。別名の由来は、大薊説や痛い薊説などあるが確かなところはわからない。
日当りのよい山野の林縁や草地に生え、高さ1-2mになる多年草。関東地方ではごく普通に見られるアザミで、ナンブアザミの変種とされている。
根生葉は花期にはない。葉は互生し、長さ20-30cmの披針状楕円形で羽状に中~深裂、先はとがり裂片は太く鋭い刺になり、触ると痛い。葉の基部は茎を抱かない。
茎頂や枝先、上部の葉腋から短い花柄を出し、筒状花だけからなる紅紫色の頭花を1個ずつ、横向きまたはやや下向きに咲かせる。ときに花の基部に1-2個の線形の苞葉がある。総苞は直径1-1.5cmの鐘状球形で粘らない。総苞片は長い刺状で開出または下向きに反曲する。果実は痩果。
以上が特徴であるが、ナンブアザミと同様変異が多く、どれともつかないようなものも多い。
母種のナンブアザミは、葉の切れ込みが浅く刺は少ない。総苞片は短く、あまり反り返らない。近畿~中国地方には頭花が小さく刺が短いヨシノアザミが生える。 
花期:9-11月
分布:本(関東~近畿)
撮影:2015.10.22 神奈川県横須賀市

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