ツルギキョウ

ツルギキョウ(キキョウ科)[蔓桔梗]

山地の谷沿いの林縁や林内にまれに生えるつる性の多年草。絶滅危惧Ⅱ類(VU)で個体数は少なくめったに見ることはできない。
根茎は多肉質で太く白色。茎は細く無毛で軟らかく、不規則に曲がりながら他の草木に寄りかかって長く伸びる。つるを切ると白い乳液を出す。
葉は長さ2-6cmの柄があって互生または対生し、長さ3-8cmの卵心形で薄く裏面は粉白を帯びる。縁は波状で先は鈍くとがる。
花は葉腋に1個ずつつき、長さ1-2cmの柄があって垂れ下がって咲く。花冠は白色で基部が紫色を帯び、長さ1.3cm、幅2cmほどの広い鐘形で5中裂し、裂片の先は鋭くとがり、反り返る。萼は5深裂し、裂片は長さ0.7-1cmの広披針形で全縁。雄しべは5個で直立し葯は長楕円形、花柱の先は5裂する。
果実は基部に萼が宿存した直径1-1.3cmの扁球形の液果で赤紫色~紫黒色に熟す。中には卵状楕円形の種子が多数入っている。
ツルニンジンやバアソブに似ているが、これらの果実は液果ではなく蒴果であることが大きな違い。
園芸種で逸出しているツルニチニチソウもツルギキョウとよばれることがあるがまったくの別物。
花期:8-10月
分布:本(関東以西)・四・九
撮影:2016.10.20 神奈川県横須賀市
ツルギキョウ-2
下を向いて咲くので撮りにくい。 2016.10.20 神奈川県横須賀市

ツルギキョウの果実
ツルギキョウの果実(液果)。 2016.11.2 神奈川県横須賀市

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