ツルニンジン

ツルニンジン(キキョウ科)[蔓人参]

山野の林内に生える多年草。名は、つるになって他の木や草に絡みつき、太い根が朝鮮人参に似ていることから。実際に「広東人参」の名で偽物として出回ったことがあるという。花冠の長さは2.5-3.5cmで、中に模様があり、その模様を翁のそぶ(木曽の方言でそばかすのこと)にたとえてジイソブの別名がある。雑木林のへりで下向きに花を咲かせ、つるに傷をつけると臭くて白い乳液を出す。牧野富太郎博士によると、この乳液は切り傷に効くというが、薬効成分はサポニンを含む以外詳しくはわかっていない。受粉をスズメバチに頼っている植物なので、観察するときはスズメバチとハチ合わせしないよう細心の注意が必要。
よく似たバアソブは花の長さが2-2.5cmと小さく、全体に白い毛が多いことで区別する。
花期:8-10月
分布:日本全土
撮影:2004.8.1 岩手県葛巻町

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