チャボタイゲキ

チャボタイゲキ(トウダイグサ科)[矮鶏大戟]

畑や荒れ地に生え、高さ5-35cmになるヨーロッパ~西アジア原産の1年生の帰化植物。
江戸時代の天明年間に長崎付近でカール・ペーテル・ツンベルクによって報告されている。現在は関東、近畿などで生育の報告がある。多くはないが、少しずつ殖えているような気がする。
名の由来は、タカトウダイの根を乾燥したものを漢方で大戟<タイゲキ>といい、トウダイグサの仲間を一般にタイゲキとよぶが、その中でも丈が低いことから鶏の小型品種であるチャボの名を冠したもの。
なお、チャボの名がある植物は意外に多く、「日本維管束植物目録」(2012年北隆館)でも35種ほど数えられる。
茎は無毛で軟らかく、上部でよく枝を分ける。陽光地では赤みを帯び、切ると乳液が出る。
葉は両面無毛で、茎の下部では互生し、長さ1-3cm、幅0.5-1cmの広楕円形~卵形で全縁、先は円く短い柄がある。托葉はない。茎の先端部では3個が輪生する。
茎の先端の杯状花序に目立たない黄緑色の花をつける。苞は3角形~菱形。雄花の4個の腺体の両端に2本の細長い角状の付属体がある。雌花は1個。
果実は直径2-2.5mmの卵形の蒴果。うつむいていた蒴果は熟すと上を向き、裂開して種子を飛ばす。種子の表面はくぼみがある。
花期:ほぼ一年中
分布:帰化植物
撮影:2010.3.12 東京都文京区
チャボタイゲキ-2
種子散布後の果柄が直立する。基部にはまだ雄花が見える。
2009.5.2 東京都文京区


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