チョウジソウ

チョウジソウ(キョウチクトウ科)[丁子草]

名は、花の形がフトモモ科のチョウジ(丁子)に似ていることからとも、花を横から見ると丁字形に見えるからともいわれる。
河川敷の整備などによる低湿地の減少や山草愛好家と称する泥棒の盗掘により、チョウジソウも急速に数を減らし、環境省レッドデータでは準絶滅危惧(NT)に指定されており、驚くことにほぼ全国の都道府県版レッドデータでも野生絶滅またはいずれかのランクに指定されている。これはかつては全国の湖岸や適湿な河川敷で普通に見られた種だったこと、そしてそれが全国的に急速に絶滅に向かって進んでいるということを物語っている。

低地の川岸や湖岸沿いなどの湿った草地に生え、茎は直立し高さ40-70cmになる多年草。全草有毒。
葉は短い柄があって普通は互生、ときに一部対生して平開し、長さ6-10cm、幅1-2cmの披針形、基部はくさび形で先は鋭くとがる。両面とも無毛。
茎頂に淡青紫色の花を集散状に数個~10数個つける。花序の柄は紫色を帯びる。萼片は5個、披針形で小さい。花冠は直径1.3-1.5cmの高杯形で内面に毛がある長い花筒があり、上部は5裂して平開し、ややねじれる。裂片は長さ1cmほどの狭長楕円形。筒部外面は濃青紫色。雄しべは5個で花筒上部につき、葯は離生し、先に付属体はない。子房は2個で離生する。
果実は2個が対につき、長さ5-6cmの円柱状の袋果。種子は狭長楕円形の棒状で褐色。
花期:5-6月
分布:北・本・四・九
撮影:2006.6.3 秋田市
チョウジソウ-2

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