ワダン

ワダン(キク科)[海菜]

名の由来は不明だが、葉がキャベツのように見え、海菜(わだつみな・わたな)とよんでいたものが転訛したという説がある。実際に食用にされていたともいわれるが、かなり苦みが強い。
海岸の崖地に生える2年草または多年草。茎や葉をちぎると粘る白い乳液が出る。根は太く地中に垂直に伸びる。
主幹は太くて短く、先端にロゼット状の根生葉をつける。
根生葉は厚くて軟らかく、長さ8-20cm、幅4-7cmの倒卵状楕円形、両面無毛で裏面は粉白を帯び、先は円い。花時には枯れている。根生葉の葉腋から斜上する側枝を放射状に出し、高さ30-60cmになる。側枝の上部に長さ5.5-8.5cmの倒卵形の葉を密に互生する。
側枝の先端に直径1-1.5cmの黄色の頭花を複散房状に多数つけ、少しずつ時期をずらして咲いていく。頭花は舌状花のみからなり、舌状花は5個で先は5歯がある。雄しべは5個、総苞は淡緑色で総苞片は2列。
果実は長さ2-3mmの狭楕円形のやや扁平な痩果で10肋がある。冠毛は白色の剛毛状。
ヤクシソウとワダンの雑種がまれに見られ、ヤクシワダンとよばれている。
西日本に生えるホソバワダンは茎が長く伸びて倒れ、葉や舌状花が細長い。アゼトウナは伊豆半島以西に生え、葉が小さく長さ5cmほど。
花期:9-11月
分布:本州(千葉県~神奈川県・伊豆諸島)
撮影:2015.10.22 神奈川県横須賀市
ワダンの花


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