ヨゴレネコノメ

ヨゴレネコノメ(ユキノシタ科)[汚れ猫の目]

葉の斑紋が汚れのように見えるのでこの名がある。
イワボタンの変種で、低山の沢沿いややや暗い水湿地に生え、茎は紫色を帯びて高さ5-15cmになる無毛の多年草。イワボタンと同じところに生えているが、こちらのほうが「汚れ具合」が勝っていて、なんともいえない魅力がある。
走出枝は花後に伸び、先端に大きな葉を数対つける。葉は対生、卵形~広卵形で、紫褐色だが通常表面に灰白色の斑紋がある。上部の苞は淡黄色から淡黄緑色。
茎の先に小さな花をつける。花弁はなく、萼裂片は4個で暗褐紫色~淡緑色で平開せずに直立する。雄しべは普通4個ときに8個、裂開直前の葯は暗紅色で花糸や花盤、花柱、子房も紅紫色を帯びる。花粉は黄色。
果実は蒴果で2個の心皮は左右不同。種子は茶褐色で多数でき、長さ0.8-1mmの楕円形~卵形。
花期:3-4月
分布:本(関東以西の太平洋側)・四・九
撮影:2017.4.5 神奈川県鎌倉市
ヨゴレネコノメ-2
裂開直前の葯は暗紫色。萼片は直立する。

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